著者:算数・数学コーチ 佐藤 匡昭(ただあき)
「中2なのに、中1の数学から全部やり直した方がいいのでしょうか?」
「それとも、小学校の算数まで戻るべき?」
ママがそう悩んでいる横で、お子さんは「もう全部分からない」と言う。教科書を最初から開いても、学校の授業は先へ進んでしまう。どこから手をつければよいか、迷いますよね。
中学数学をどこからやり直すかは、学年ではなく「今の問題の、どの言葉・式・考え方の意味が分からないか」で決めます。問題文と解説を一行ずつ確認し、その理解に必要な基礎だけへ戻る。それが僕の指導の基本です。
対象は、中1〜中3で計算・文章題・関数・証明に苦手を感じている生徒と保護者です。「今の単元を理解し直したい」という目的に絞って、戻る場所の診断方法、例題、現在の授業とのつなげ方をお伝えします。
以下の診断表・学習手順は、僕の19年間の指導経験をもとに整理した実践上の提案です。例題は説明用に作成したもので、実在の生徒の答案や成果を再現したものではありません。
中学数学はどこからやり直す?まず「今、分からない一問」から
数学が積み重ねの教科だからといって、全員が小学校の算数から一冊ずつやり直す必要はありません。逆に、「中2だから中1だけ戻ればよい」とも決められません。
例えば、一次関数の式を作れない原因が文字式の意味にあるなら、そこを確認する。文字式は理解できていて、変化の割合が分からないなら、その考え方を学び直す。戻り先は同じ単元で困っている子でも違います。
僕は多くの生徒に対し、さまざまな単元で、必要な内容だけ戻る指導をしています。これは特別な救済策というより、学びをつなげるために日常的に行っていることです。
今回、特定の生徒の点数や改善期間を確認できる事例は挙げていません。「何週間で何点上がる」とは約束せず、戻る場所をどう見つけるかを具体的に説明します。
戻る範囲が広い子も、狭い子もいる
現在の問題だけを練習しても分からないなら、前提となる内容を確認します。そこでさらに意味が分からなければ、もう一段戻る。逆に、説明できて使える内容まで最初から全部やり直す必要はありません。
学習の空白が大きい場合は、確認する範囲が広くなることもあります。「必要な分だけ戻る」は、必ず少量で済むという意味ではないのです。
僕の考える「基礎」は、公式ではなく意味まで理解すること
「基礎に戻りましょう」と言うと、公式を覚え直して簡単な計算をすることだと思われがちです。でも、僕が重視する基礎はもう少し深いものです。
なぜその考え方を使えるのか。使うと何が分かるのか。どんなときには、それだけでは分からないのか。
ここまで考えて、初めて別の問題へ持ち出せる知識になります。僕が高校段階の統計や確率を指導するときにも、必要に応じて平均などの意味を振り返るのは、そのためです。
平均は「足して割る」だけで終わらせない
説明用の例として、3人の得点が40点、50点、90点だったとしましょう。平均は(40+50+90)÷3=60点です。
なぜ3で割るのでしょうか。3人の得点の合計を、3人に同じだけ配り直したときの一人分を求めているからです。合計180点を等しく分けると60点になる、と考えられます。
ただし、実際に60点の人がいるわけではありません。また、60点、60点、60点という別の集団も平均は同じです。平均だけでは、得点のばらつきまでは分からないのですね。
「計算できた」で終わらず、「何を表す数字なのか」「何は分からないのか」を確かめる。これが、僕の言う基礎の学び直しです。
一行ずつの質問で、中学数学の戻り先を決める3段階診断
途中式は手がかりになります。でも、僕は途中式の見た目だけで戻り先を決めません。中心に置くのは、対話と質問です。
「全部分からない」という言葉も、そのまま全範囲の理解不足だとは受け取りません。具体的な問題文や解説を見ながら、理解できている部分と、意味が分からなくなる部分の境目を探します。
次の質問は、この指導方針を家庭学習や先生への相談に使いやすく整理した例です。親が毎回口頭試問することを勧めるものではありません。
段階1:問題文の言葉と数量を確認する
教科書やワークから、今困っている問題を一つ選びます。文章を一文ずつ読み、「何が分かっていて、何を求めるのか」を確認します。
- 「この数字は何の数量?単位は何?」
- 「誰と誰、何と何を比べている?」
- 「この情報を図に書き込むなら、どこに置く?」
文章を図にできないなら、計算練習より先に数量関係を読むところへ戻る必要があるかもしれません。
段階2:解説の一行ごとに、式を作る理由を確認する
次に、正しい解説を読みます。「ここまでは意味が分かる」「この行から分からない」と線を引くように整理します。
- 「この文字は何を表している?」
- 「なぜ足すの?なぜ掛けるの?」
- 「この式から次の式へ、何をした?」
- 「ここで使った性質は、どこで学んだもの?」
口で説明しづらければ、図や具体的な数で示しても構いません。一度うまく答えられなかっただけで「理解していない」と決めつけず、別の聞き方でも確認します。
段階3:分からない行に必要な基礎だけを確認する
例えば、「3xの3は何か」が分からないなら文字式の意味へ。「なぜ両辺から同じ数を引けるのか」が分からないなら等式の性質へ戻ります。
確認したら元の問題に戻り、止まっていた行の意味が分かるか確かめます。過去の単元を学んだままで終わらせず、今の問題と接続するのです。
- 今の一問を選ぶ → 問題文の言葉・数量を確認する
- 分からない一行を探す → 解説の理由を質問する
- 必要な基礎へ戻る → 言葉・図・式で意味を理解する
- 元の問題へ戻る → 止まった行を自分で説明する
- 別の初見問題で確認する → 使えなければ、止まった地点を再診断する
症状・単元別:どこまで戻るかを決める診断表
次の表は、戻る場所を探すための目安です。上から全部取り組む一覧でも、必ずこの単元へ戻るという判定でもありません。質問への答えと、実際の理解に合わせて使ってください。
| 困っていること | 先に確認すること | 必要なら戻る内容 |
|---|---|---|
| 符号・分数の計算で止まる | 数の意味、演算の意味、計算の順番を説明できるか | 正負の数、分数・小数、四則計算。意味が分かる場合は、誤った操作を絞って練習 |
| 方程式の文章題で式を作れない | 文章の数量を図に置けるか。等しい数量を見つけられるか | 線分図などの数量整理、文字式、等式の意味。割合・速さはその問題で必要なときだけ |
| 連立方程式で何を文字にするか迷う | 二つの未知数と、二つの数量関係を分けられるか | 文字式と一次方程式の意味、単位をそろえた数量整理 |
| 一次関数の文章から式が作れない | 変わる数量と最初の量を区別し、文字で表せるか | 文字式の作り方、比例、座標、表・式・グラフのつながり |
| 図形の証明で書き始められない | 与えられた条件と、証明したい結論が分かるか | 証明の流れ、その問題に必要な角・辺の性質や合同・相似の条件 |
| 確率やデータの問題で公式だけ使う | 数える対象、同様に確からしい場合、代表値の意味を説明できるか | 場合の整理、分数・割合、平均などの意味。問題に必要な内容に絞る |
文部科学省の学習指導要領解説では、学年ごとの内容と、関数を表・式・グラフで関連付ける学習、図形を論理的に説明する学習が示されています。上の戻り先の分類は、それらを踏まえた本記事独自の整理であり、文科省が定めた診断表ではありません。出典:中学校学習指導要領(平成29年告示)解説・数学編
方程式・一次関数・証明:戻り先を見つける例題
ここからの例題は、診断の見方を説明するために作ったものです。実際の指導では、本人の教材と理解度に合わせて問題や質問を変えます。
方程式の文章題:文章を図にしてから、等しい量を探す
例題:長いリボンは、短いリボンより6cm長く、2本の長さの合計は30cmです。短いリボンは何cmですか。
短いリボンをx cmとすると、長いリボンは(x+6)cmです。短い方を一つの区間、長い方を同じ区間に6cmを足したものとして線分図にすると、二つの長さの関係を整理できます。
x+(x+6)=30 → 2x+6=30 → 2x=24 → x=12。短い方は12cm、長い方は18cmで、合計30cm、差6cmです。
- 「6cm長い」を図に置けない → 長さの比較と数量関係へ戻る。
- 図は作れるがx+6の意味が分からない → 文字式の意味へ戻る。
- 式は作れるが2x+6=30から進めない → 等式の性質や必要な計算へ戻る。
同じ不正解でも、戻る場所は違います。線分図は役立つ整理方法の一つですが、すべての文章題を同じ図で処理する必要はありません。表や別の図が適している問題もあります。
一次関数:式を覚える前に、文章と文字式をつなぐ
例題:容器には最初に水が2L入っています。毎分3Lずつ水を入れるとき、入れ始めてからx分後の水の量をy Lとして表してください。ただし、水はこぼれず、漏れないものとします。
x分間に増える量は3x L。最初の2Lを加えるので、y=3x+2です。x=0ならy=2、x=1ならy=5、x=2ならy=8と確認できます。
- 3xを作れない → 「1分あたりの量×時間」と文字式の意味を確認する。
- 最初の2Lをどこに置くか分からない → 最初の量と増える量を分ける。
- 式は作れるがグラフと結び付かない → 座標と、表の値を点にするところを確認する。
「一次関数はy=ax+b」と唱えられるだけでは、このつながりは見えません。aやbがこの場面の何を表しているかまで考えるのです。
図形の証明:何を示せば、目的を達成したことになるのか
例題:三角形ABCでAB=AC、Dは辺BCの中点とします。三角形ABDと三角形ACDが合同であることを証明してください。
目指す結論は、二つの三角形の合同です。使える情報を整理すると、AB=ACは問題の条件、BD=CDは中点の意味、AD=ADは共通の辺です。対応する3組の辺がそれぞれ等しいので、三角形ABDと三角形ACDは合同といえます。
- 何を証明するのか分からない → 条件と結論の区別へ戻る。
- Dが中点である意味が分からない → 中点の定義へ戻る。
- 3組の辺が等しいことから結論を出せない → 三角形の合同条件へ戻る。
「証明の文章を何本も写す」より前に、ゴールと、その根拠を結ぶ流れを確認します。ママが証明を教え込まなくても、先生へ「条件と結論の区別で止まっています」と伝えられれば、相談は具体的になります。
中1・中2・中3:学年別に、どこから確認するか
中1:算数と数学の境目を確認する
正負の数、文字式、方程式で困っているなら、その問題に必要な計算や数量の意味を確認します。分数・小数・割合まで戻ることもありますが、「中1だから算数を全部」という決め方はしません。
中2:前の学年の知識を、今の単元で使えるか確認する
連立方程式なら一次方程式とのつながり、一次関数なら文字式・比例・座標とのつながりを確認します。証明では、既習の図形の性質だけでなく、条件から結論へ進む理由が見えているかを確かめます。
中3:受験の不安だけで全範囲をやり直さない
二次方程式、関数y=ax²、相似など、今取り組む問題から確認します。文字式の操作や比例の見方が必要なら、そこへ戻る。受験までの期間が短い場合は、志望校・出題範囲・現状を先生と共有し、取り組む問題の優先順位も決めましょう。
これらの単元の学年配置は、文部科学省・中学校学習指導要領解説(数学編)を確認しています。学校や教材による進む順番の違いは、実際の授業予定に合わせてください。
戻り学習はいつ終える?本人のレベルに合う初見問題で確認する
僕が重視する終了の基準は、その子のレベルに合った、初めて見る問題で考え方を使えることです。習っていない知識が必要な難問を突然出す、という意味ではありません。
同じ問題の答えや書き方を覚えているだけでは、理解を確認しきれません。数字を変えるだけでなく、聞かれ方や場面を変えた問題でも、その関係を見つけられるかを見ます。
解けなければ、また止まった地点を確認すればよいのです。「戻ったのにできない。やっぱり数学が苦手」と決めつける必要はありません。
自学のチェック:解法を再現するだけでなく、選ぶ理由を説明する
- 問題文の数量と、求めるものを整理できたか。
- 使った考え方を、なぜ選んだか説明できたか。
- 条件が変わったら、同じ方法を使えるか考えられたか。
- 元の単元に戻ったとき、止まっていた箇所を通れるようになったか。
ここで分からないところを特定し、適切に質問できる力も、独習力の一部です。「一人で全部できること」だけが自学ではありません。
学校の授業と戻り学習は、先取り予習でつなぐ
僕の指導方針では、先取り予習を重視し、学校の授業を復習として受けられる状態を目指します。先に意味を確認しておけば、授業では説明を再確認したり、別の見方を学んだりする機会を作れます。
僕が目標にしているのは、テスト直前だけ詰め込むのではなく、学習した範囲について、いつ確認されても9割以上を目指せる状態です。ただし、これは指導上の目標であり、全員の得点を保証するものではありません。
予習中に止まったら、その場で必要な基礎を確認する
次の授業内容を教科書で読み、分からない言葉や式を見つけます。その理解に必要な内容を確認してから、次の授業で説明を聞く。授業後は、まだ曖昧な箇所と初見問題への応用を確かめます。
これは「新しい内容を進める日」と「過去の内容を全部復習する日」を完全に切り離すより、今の一問を中心に前後をつなぐ進め方です。
予習を重視するのは筆者の指導方針です。現在の授業内容の理解にも大きな困難がある場合は、先取りの量を増やすより、まず扱う範囲を先生と調整してください。全員に同じ予習量や学習時間を課す提案ではありません。
教材は増やす前に、今ある解説を読めるか確認する
まず教科書や学校のワークで、現在の問題と解説を見ます。説明が省略されていて意味がつながらない場合は、その箇所を先生に尋ねたり、必要な基礎の説明がある教材を補ったりします。
教材を一冊追加しても、分からない行を読み飛ばすままなら、同じ所で止まります。「どの本か」より先に「どの説明が必要か」を見つけてください。
やり直しても伸びないときは、方法と意識の両方を点検する
僕は、方法を渡せばそれだけで変わるとは考えていません。分かること、実行すること、続けることは、それぞれ確かめる必要があります。
ミスを記録しただけで終わっていないか
ミスの記録は振り返りに役立ちます。でも、次に式を書くときの行動が変わらなければ、記録だけでは十分ではありません。
僕が勧めているのが、「瞬間見直し」です。
- 文章を式にした直後:数量・単位・関係が合っているか見る。
- 式を書いた直後:数字や符号を正しく写したか見る。
- 式を変形した直後:何の操作をして、等しさを保ったか見る。
- 答えを出した直後:問題の条件と単位に合うか見る。
ただし、これも「やり方」です。知っているだけではなく、実際にその場で行うことが必要になります。
本人の「なぜ変えたいか」が置き去りになっていないか
僕は、成績を伸ばしたいという本人の思いと、実行し続ける意識も重視しています。「ミスをしないで」と言われるだけでなく、「自分はどんな状態を目指したいのか」を考えることです。
僕が指導で扱う「潜在意識」や考え方の見直しも、学びに対する思い込みや、目標の捉え方に向き合うという指導上の位置づけです。潜在意識を書き換えれば必ず合格する、脳が変わって点数が上がる、と科学的に断定するものではありません。
なお、できない原因を全部「本気が足りない」で片づけるのも違います。知識の不足、課題の難しさ、学習環境、休息なども含めて、実行を妨げているものを確認します。
保護者の役割:子どもだけを変えようとしない
「この方法で勉強して!」と伝え続けながら、親子の会話はいつも責める形のまま。それでは、新しい方法を落ち着いて試すことが難しくなる場合があります。
僕が伝えたいのは、子どもだけを変えようとせず、ママも接し方や関わり方を見直してほしいということです。子どもの成績が伸びない原因はすべて親にある、という意味ではありません。
診断表を、親子の口頭試験にしない
この記事の質問を、親が横について全部答えさせるために使う必要はありません。勉強の説明や診断は先生に任せ、家庭では「分からないところがあったら、先生に聞けるように印をつけておこう」と支える使い方もできます。
以前から僕が勧めている声かけは、「困ったことがあったら言ってね」。温かく見守り、必要なときに相談できる関係を大切にしてください。
先生へ相談するときに、あると役立つ情報
「数学が全部できません」だけでなく、現在の単元、困っている一問、意味が分からなかった行を共有すると、戻り先を相談しやすくなります。点数だけでなく、本人がどう考えたかも分かる範囲で添えてください。
説明を読んでも止まる地点を本人だけでは見つけられない場合や、親が教えると口論になってしまう場合は、診断と学習の進め方を先生に任せる選択肢があります。
よくある質問
中学数学が苦手なら、小学校の算数から全部戻るべきですか?
最初から全範囲と決めず、今困っている問題の理解に必要な内容を確認します。分数や割合の意味が必要なら戻りますが、理解できて使える部分まで一律にやり直す必要はありません。
解説を読むと分かるのに、問題を解けません。どこへ戻りますか?
解説の一行ごとに、なぜその式や方法を使うか説明できるかを確認します。意味が理解できているなら、過去の単元をやり直すより、どんな場面でその考え方を使うかを整理し、初見問題で確かめる学習が必要かもしれません。
戻り学習には、何週間必要ですか?
戻る範囲と現在の理解によって異なり、一律の期間は示せません。日数や問題集の周回数だけでなく、本人のレベルに合う初見問題で使えたか、今の単元につながったかを確認します。
先取り予習ができない状態でも始められますか?
現在の問題で分からない一行を見つけることから始められます。筆者は学校の授業を復習にする学びを目指していますが、先取りの量や範囲は現在の理解に合わせて調整します。
今日の独習課題:一問から、別の問題へ考え方を移す
一次関数を学習済みなら、次の問題を解説なしで考えてみてください。
課題:最初に5Lの水が入った容器へ、毎分2Lずつ水を入れます。水がこぼれず、漏れないとき、x分後の水の量y Lを式で表してください。最初の5Lがなくなったら、式はどう変わりますか。
答えだけでなく、「増える量」「最初の量」「xとyの意味」を言葉で説明してください。分からなければ、本文の例題のどの行まで分かるかを確認します。
課題の答えと確認ポイント
y=2x+5です。最初の水が0Lならy=2xになります。x=0のときの量を比べると、最初の量が式のどこに表れているか確認できます。毎分一定の割合で水が増えるという条件も大切です。
まだ一次関数を習っていない場合は、自分が学習した単元から一問選び、「何が分かれば解けるか」「なぜその考え方でよいか」を言葉にするところから始めてください。
まとめ:戻る場所は「分からない意味」から決める
中学数学をどこからやり直すかに、全員共通の一つの答えはありません。
今の一問を見て、問題文と解説を一行ずつ確かめる。意味が分からない地点を見つけ、その理解に必要な基礎へ戻る。理由と条件まで理解してから、元の問題と初見問題へつなぎ直す。
目指すのは、「教わった問題だけ解ける」ではなく、自分が分からないところを見つけ、必要な学びを選び、別の問題にも使える状態です。
まず今日、困っている一問に印をつけてください。「全部分からない」を「ここから意味が分からない」に変える。それが学び直しの出発点になります。
苦手の原因を全体から整理したい方は、中学生が数学を苦手になる7つの原因と克服法もご覧ください。本記事は、その中の「必要な基礎へ戻る方法」を詳しく扱っています。
この記事の著者:算数・数学コーチ 佐藤 匡昭(ただあき)。数学指導歴19年、元高校教師。オンラインで中学受験から大学・医学部受験まで指導し、学び方・独習力・親子の関わりを重視しています。プロフィールを見る
参考資料:文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 数学編』。学年ごとの内容と学習上の関連を確認するために参照しました。筆者独自の診断法・予習方針・瞬間見直しの効果を証明する資料ではありません。結果には個人差があります。
